問題
Ⅲ-9 MRPに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
① MRPは、生産計画情報、部品構成表情報及び在庫情報に基づいて、資材の必要量と時期を求める生産管理体系である。
② 部品構成表には、部品の親子関係の連鎖を木構造で示したサマリー型と、表形式で示したストラクチャ型がある。
③ MRP IIは財務計画の業務領域が含まれており、MRPより対象とする業務領域が広い。
④ 独立需要品目とは、受注又は予測に基づいて、その必要時期又は必要量を決定する品目である。
⑤ MRPシステムでは、タイムフェイズされた計画対象期間を設定し、これを単位にすべての生産、調達活動の計画、実施、統制を行う。

解答
正解は 2 になります。
問題の背景と全体像
MRP(資材所要量計画)は生産管理の基幹システムであり、資材の調達計画を策定する手法です。
各選択肢がMRPの定義や関連用語と整合しているかを検証し、不適切な記述を特定します。
MRPの定義と略称
MRPは「Material Requirements Planning」の略であり、資材所要量計画を意味します。
これは、生産計画情報、部品構成表情報、在庫情報に基づき、資材の必要量と時期を求めるシステムです。
各選択肢の徹底検証
① 「MRPは生産計画情報、部品構成表情報、在庫情報に基づき資材の必要量と時期を求める」
- 適切性: 適切
- 根拠:
MRPの基本機能は、生産計画(MPS)、部品表(BOM)、在庫情報から資材の所要量を算出することです。
例えば、自動車工場ではエンジン部品の必要数を月次計画に基づき計算します。
→ 適切
② 「部品構成表にサマリー型(木構造)とストラクチャ型(表形式)がある」
- 不適切性: 不適切
- 誤りの核心:
- サマリー型: 部品を並列にリスト化(表形式)
- ストラクチャ型: 親子関係を木構造で表現
実際は逆の定義であるため記述が誤りです。
→ 不適切
③ 「MRP IIは財務計画を含み業務領域が広い」
- 適切性: 適切
- 根拠:
MRP IIは資材に加え、設備・人員・財務を統合管理します。
例えば、半導体工場で予算計画と生産スケジュールを連動させます。
→ 適切
④ 「独立需要品目は受注/予測で必要量を決定」
- 適切性: 適切
- 根拠:
独立需要品目(例:完成品)は市場需要に応じて計画されます。
スマートフォンの販売予測に基づき生産台数を決定するケースが該当します。
→ 適切
⑤ 「MRPシステムはタイムフェイズされた計画期間を設定」
- 適切性: 適切
- 根拠:
タイムフェイズ(時間軸区分)により、週単位/日単位で資材調達を計画します。
例:自動車部品を第1週に100個、第2週に150個調達。
→ 適切
まとめ:技術士試験の重要ポイント
正解:②
誤りの核心
サマリー型とストラクチャ型の定義が逆です。サマリー型は表形式、ストラクチャ型は木構造で表現されます。
MRP関連用語の整理
用語 | 正しい定義 |
---|---|
サマリー型BOM | 部品を並列にリスト化(表形式) |
ストラクチャ型BOM | 親子関係を木構造で表現 |
MRP II | 財務・人員を含む統合管理システム |
感想
うん、今日は正解でした。
MRPも過去にたくさん問題が出ています。
だいぶ覚えた、とは思いますが。
復習は必要ですね・・・・。
タグを便利に使おう。