問題
Ⅲ-2 モーションマインドに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
① モーションマインドは、エネルギー代謝率の指標に表れにくい精神的緊張を要する作業の苦しさを測定する心理学的評価方法の一種である。
② モーションマインドは、集団の目標に向かって集団構成員の意思が統一され、互いに団結してその目標の達成に努力する気力を意味している。
③ モーションマインドは、作業や動作の方法の問題点が判断でき、より能率的な方法を探求し続ける心構えを意味している。
④ モーションマインドは、職場の管理の前提となる5Sなどの基本的行動が着実に実行できる意識を指している。
⑤ モーションマインドは、新人や未熟練者が標準の作業ペースに到達するまでの間の考慮される余裕に対して配慮する気持ちを指している。

解答
正解は 3 になります。
モーションマインドに関する問題解説
モーションマインドは、現場の作業や動作をより効率的に行うための「気づき」や「心構え」を指す重要な概念です。作業改善や生産性向上を目指す上で、ムダ・ムラ・ムリを見抜き、より良い方法を探求する姿勢が求められます。
ここでは、各選択肢について詳しく解説します。
① 精神的緊張や苦しさの心理学的評価方法
この選択肢は誤りです。
モーションマインドは、作業や動作の効率化に関する意識や心構えを指します。
エネルギー代謝率や精神的緊張の測定、心理学的評価方法とは関係ありません。
精神的負担や苦しさを評価する場合は、別の心理学的尺度や評価法が用いられます。
② 集団の目標達成に向けた団結力や気力
この選択肢も誤りです。
集団の目標に向かって意思を統一し、団結して努力する気力は「チームスピリット」や「モラール」などの用語で表現されます。
モーションマインドは個人や現場の作業改善に関する意識であり、集団の団結力や気力とは異なります。
③ 作業や動作の問題点を判断し、能率的な方法を探求する心構え
この選択肢が最も適切です。
モーションマインドは、作業方法や動作方法について問題点を見抜き、より能率的な方法を常に探し続ける心構えを意味します。
JIS(日本工業規格)でも「作業方法又は動作方法について、その問題点が判断でき、より能率的な方法を探求し続ける心構え」と定義されています。
現場改善やIE(インダストリアル・エンジニアリング)の基本となる考え方です。
④ 5Sなどの基本的行動の実行意識
この選択肢は誤りです。
5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)は職場管理の基本ですが、これを着実に実行する意識は「5S意識」や「基本行動意識」と呼ばれます。
モーションマインドは、動作や作業の改善に特化した心構えです。
⑤ 新人や未熟練者への配慮や余裕
この選択肢も誤りです。
新人や未熟練者が標準作業ペースに到達するまでの配慮や余裕は「習熟余裕」や「教育的配慮」などの概念で説明されます。
モーションマインドは、作業改善のための意識や姿勢を指します。
まとめ:問題の要点と正答
- モーションマインドは、作業や動作の問題点を見抜き、より能率的な方法を探求し続ける心構えである。
- 精神的緊張や苦しさの評価、集団の団結力、5Sの実行意識、新人への配慮などは、モーションマインドの定義とは異なる。
- 現場改善や生産性向上の基礎となる重要な意識がモーションマインドである。
本問の正答は「③」です。
感想
モーションマインド、ものすごく久々です!

この時以来ですね。
このとき何ぞや?と思った記憶がまだ残っていたので今日は正解。
つまづきや引っかかりとかって、学習する上で大事なんだなと実感。