平成30年度 経営工学部門 Ⅲ-6

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問題

Ⅲ-6 部品A~Cより完成品を組み立てる製品工程分析の結果に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

① 部品Aは、加工作業がある。

② 部品BとCは、検査を受ける。

③ 部品A、BとCは、1個ずつ揃えて同時に搬送される。

④ 完成品を組み立てる際、品質検査も含めて行っている。

⑤ 完成品として、貯蔵庫に搬送される前に滞留がある。

解答

正解は 3 になります。

製品工程分析の全体解説

製品工程分析は、部品や材料がどのような流れで加工・検査・組立・搬送され、最終的に完成品となるかを図や記号を用いて可視化する手法です。
これにより、現場の無駄やボトルネック、改善点を明確にし、生産性向上や品質管理の基礎資料とします。

今回の問題は、部品A・B・Cを使って完成品を組み立てる工程の流れ図(フローチャート)をもとに、各工程の特徴や流れについて正しく理解できているかを問うものです。

工程図記号の基本

  • 矢印:流れや搬送を示す
  • 四角形:作業(加工や組立)を示す
  • 丸やひし形:検査や判断を示す
  • 半円や台形:滞留や保管を示す

各選択肢の詳細解説

① 部品Aは、加工作業がある。

部品Aの工程図を見ると、部品Aの流れの途中に四角形(作業記号)があり、これは「加工作業」を意味します。したがって、部品Aには加工作業が存在します。

② 部品BとCは、検査を受ける。

部品Bと部品Cの流れには、ひし形(検査記号)が含まれています。これは、これらの部品が組立前に検査工程を経ていることを示しています。よって、この記述は正しいです。

③ 部品A、BとCは、1個ずつ揃えて同時に搬送される。

この記述は不適切です。
工程図を見ると、部品A・B・Cはそれぞれ独立した流れで加工や検査を受けた後、組立工程で合流します。しかし、「1個ずつ揃えて同時に搬送される」ことを示す記号や工程は図中にありません。実際には、各部品が個別に工程を進み、組立工程で初めて一つにまとめられます。
したがって、「同時に搬送される」という表現は工程図の内容と一致しません。

④ 完成品を組み立てる際、品質検査も含めて行っている。

組立工程の直後に丸(検査記号)があり、これは組立と同時に品質検査が行われていることを示しています。よって、この記述は正しいです。

⑤ 完成品として、貯蔵庫に搬送される前に滞留がある。

完成品の流れの途中に半円(滞留記号)があり、これは完成品が一時的に滞留(待機)する工程があることを示しています。したがって、この記述も正しいです。

まとめ:問題の要点と正答

  • 工程分析は、現場の流れや作業内容を可視化し、改善点を明確にするための重要な手法。
  • 工程図記号を正しく読み取ることで、各部品や完成品の流れ・作業・検査・滞留などを把握できる。
  • 部品A・B・Cは、個別に工程を進み、組立工程で合流する
    「1個ずつ揃えて同時に搬送される」という記述は工程図と一致しないため、最も不適切である。

本問の正答は「③」
部品A、BとCは、1個ずつ揃えて同時に搬送されるわけではありません。

感想

工程図記号、これは結構記憶にあります。

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ここで記号の意味とか調べまくりましたので!

その後もちょくちょく出題されていました。

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どうにか、今日も正解でした。

苦労したことは案外と覚えるものですねえ。

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この記事を書いた人

技術士試験対策と経営工学の学びを発信するブログです。
私はもともと機械設計の仕事をしており、現在は経営工学の知識やスキルを習得中です。
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