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平成29年度 経営工学部門 Ⅲ-14

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問題

Ⅲ-14 次のうち、新QC7つ道具の1つである系統図を表す図として、最も適切なものはどれか。

① 

② 

③ 

④ 

⑤ 

解答

正解は 2 になります。

新QC7つ道具と系統図の概要

新QC7つ道具は、複雑な問題や言語データを整理・分析するための手法群です。
その中の「系統図法」は、目的を達成するために必要な手段や要素を階層的・体系的に展開し、論理的に整理するための図です。
系統図は、目的から手段へと段階的に分解し、ツリー状に展開するのが特徴です。
問題解決の道筋や課題の因果関係を明確にしたいときに活用されます。


各選択肢の詳細解説

① 連関図

この図は、複数の要素が相互に複雑に結びついているネットワーク構造を表しています。
連関図は、問題や要因同士の因果関係や関連性を網羅的に可視化する際に使われます。
系統図のように階層的・一方向に展開するものではありません。

② 系統図

この図は、上位の要素から下位の要素へと階層的に分岐していく構造を持っています。
系統図法は、目的や課題を起点にして「どうすれば達成できるか」「どんな手段があるか」を段階的に分解し、ツリー状に展開していく手法です。
新QC7つ道具の「系統図法」を表す最も適切な図です。

③ マトリックス図

この図は、縦横に要素を並べて相互関係を表すマトリックス図です。
要素間の関係性や評価、対応状況などを整理する際に使われますが、系統図とは異なります。

④ 特性要因図

この図は、魚の骨のような形状で、特性(結果)に対して要因(原因)を分類・整理する特性要因図(フィッシュボーンダイアグラム)です。
主に品質管理や問題分析で使われますが、系統図とは異なります。

⑤ 親和図

この図は、要素をグループ化して整理する親和図です。
アイデアや課題をグルーピングして全体像を把握する際に使われますが、目的から手段へ論理的に展開する系統図とは異なります。


まとめ:問題の要点

  • 新QC7つ道具の「系統図法」は、目的を達成するための手段や要素を階層的・体系的に展開し、論理的に整理するための図。
  • 系統図はツリー状に展開し、目的から手段へと段階的に分解していくのが特徴。
  • 他の図(連関図、特性要因図、マトリックス図、親和図)は、系統図とは異なる目的や使い方がある。
  • 最も適切な図は「② 系統図」。

感想

QC7つ道具も、新QC7つ道具も活用しなくなって久しいなあ。

日常の業務で自然とやってるのですが、意識して使うことが少なくなったかな。

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過去問と完全に一致、でした。

ここので覚えていたので今日は正解でした。

今後もこのような問題、たくさん出てくるのでしょうかね??

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