平成26年度技術士第一次試験問題2nd page

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-25

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-25

問題Ⅲ-25需要予測に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①移動平均法は、過去の任意の数の観測値を需要量の予測値として用いる。具体的には、新しい観測値が得られるたびに、最も古い観測値を除去し、新しい観測値を入れて新しい平均が計算される。②指数平滑法における係数αが0に近い値のとき、新しい予測値は直近の観測値が重視される。③需要予測の方法には、選好度調査、時系列分析法、計量模型法などがある。④需要は、マーケティング努力の影響を受けるために、部分的にコントロール可能な性質をもっている。⑤需要が線形回帰モデルに従うと仮定するとき……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-24

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-24

問題III-24ある変量が下図の標準正規分布に従うとき、無作為に抽出された変量を考える。下図の塗りつぶされた部分の面積をAとした次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①変量が0とZの間の値をとる確率はAである。②変量が-ZとZの間の値をとる確率は2Aである。③変量がZより小さい値をとる確率は0.5+Aである。④変量がZより大きい値をとる確率は0.5-Aである。⑤変量が-Zより小さい値をとる確率は1-Aである。解答正解は5になります。標準正規分布と……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-23

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-23

問題III-23統計的検定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①有意水準とは、第1種の誤りの確率の上限値である。②棄却域とは、対立仮説が棄却される検定統計量の値の集合である。③検出力とは、帰無仮説が正しくないとき、帰無仮説を棄却する確率である。④ぼんやりものの誤りとは、帰無仮説が正しくないとき、帰無仮説を棄却しない誤りである。⑤片側検定とは、検定統計量が1次元であり、棄却域がある棄却限界値より小さい領域(又は大きい領域)となる検定である。解答正解は2になりま……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-22

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-22

問題III-22サンプリングに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①母集団とは、考察の対象となる特性を持つすべてのものの集団をいう。②ワークサンプリングにおいて、ランダム時刻表を用いた時刻の決め方は、統計的サンプリングではない。③サンプルとは、ロットから抜き取った1つ以上のアイテムで、母集団についての情報を供給することを意図したものである。④サンプリング単位とは、母集団を構成する単位で、1つの場所から一度に取られ、サンプルを構成するものである。⑤抜取検査方式においてサンプルから母集団の合否を判定するとき、不合格であるにもか……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-21

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-21

問題III-21実験の結果を表す応答変数に対する効果を調べるために、2つの因子AとBの影響を調べた結果、最も強い交互作用を示すものはどのうちどれか。解答正解は4になります。実験結果の解釈と交互作用の解説経営工学や統計学において、複数の要因が結果(応答変数)に与える影響を調べることは、非常に重要です。この問題では、2つの要因「A」と「B」が応答変数にどのような影響を及ぼしているか、またそれらの間に「交互作用」があるかを調べています。交互作用とは、1つの要因(例:A)の効果が、もう1つの要因(例……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-20

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-20

問題III-20実験計画法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①実験計画法は、実験を効率的で経済的に、妥当で適切な結論に到達できるように計画する方策といえる。②要因実験は、一度に1つの因子を対象として、その要因の影響を種々の水準から検討する実験である。③実験におけるブロック化の方策には、乱塊法、ラテン方格法などがある。④実験におけるランダム化(無作為化)とは、処理を実験単位に割り付ける際、それぞれの実験単位にどの処理も等しい確率で割り付けられるようにする方法である。⑤実験における反復とは、説明変数に関する所与の設定につい……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-19

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-19

問題III-19ある工程よりサンプルを採取し、不適合品数より工程を管理したい。このときの管理に用いる管理図として、最も適切なものはどれか。なお、サンプルの数は一定とする。①X管理図②p管理図③np管理図④u管理図⑤c管理図解答正解は3になります。問題の概要解説この問題は、品質管理の手法の一つである「管理図」について問うています。管理図は、製造やサービスの工程において、品質が安定しているかどうかを判断するために使用されるグラフです。特に、不適合品(不……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-18

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-18

問題III-18ある部品を製造している職場において、重要特性である寸法について大きさ(n)100の測定値から、下図のようなヒストグラムが得られた。平均値(x̄)は95.691mm、標準偏差(不偏分散の平方根、s)は0.223mm、適合品は上限規格値SUが96.0mm以下で、下限規格値SLが95.0mm以上のものである。以下のヒストグラムに関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①バラツキが大きく、不適合品が発生している。②平均値はモード(最頻値)より小さい。③ヒストグラムの上端の度数が異常に高いため、生産プロセスで規……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-17

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-17

問題III-17次のうち、新QC7つ道具の1つである系統図を表す図として最も適切なものはどれか。解答正解は2になります。問題の概要解説この問題は、「新QC7つ道具」の1つである系統図法を正しく表している図を選ぶものです。新QC7つ道具は、品質管理や問題解決のために用いられる手法で、特に言語データや概念を整理・分析する際に活用されます。新QC7つ道具とは?新QC7つ道具は、従来のQC7つ道具(主に数値データを扱う手法)とは異なり、言語データや概念を扱うために開発された手法です。これによ……

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-16

平成26年度 経営工学部門 Ⅲ-16

問題III-16品質管理において、特性の規定された公差を6σで除した値を表す用語として最も適切なものはどれか。①平滑化指数②不適合率③工程能力指数④規準化係数⑤精確度解答正解は3になります。問題の概要解説今回の問題は、品質管理における「特性の規定された公差を6σで除した値を表す用語」を問うものです。この問題は、品質管理において重要な概念である「工程能力指数」に関連しています。まず、品質管理の基本的な考え方と用語を簡単に説明しましょう。品質管理とは?……