問題

数個の缶詰に対して、両端面を解放した状態でその周囲を包装した。この包装方法を示す用語として最も適切なものはどれか。

① スリーブ包装

② ピロータイプ包装

③ ストレッチ包装

④ レトルト包装

⑤ シュリンク包装

解答

正解は 1 になります。

包装方法の基本

包装製品を保護し、運搬や保管を容易にする重要な役割を果たします。様々な包装方法がありますが、それぞれ特徴があり、製品の性質や目的に応じて選択されます。

正解:①スリーブ包装

スリーブ包装は、製品の周囲を筒状の材料で覆う包装方法です。この方法は、缶詰のような円筒形の製品に特によく使われます。

スリーブ包装の特徴

  1. 両端が開いている:缶詰の上下(蓋の部分)は露出したままです。
  2. 周囲のみを覆う:缶の側面だけを包装材で覆います。
  3. 筒状の包装材:通常、紙や薄いプラスチックフィルムが使用されます。

スリーブ包装のメリット

  • 材料の節約:両端を覆わないため、包装材の使用量が少なくて済みます。
  • 製品の識別が容易:両端が見えるので、製品の種類や賞味期限などの情報が確認しやすいです。
  • 複数の製品をまとめやすい:数個の缶詰を一緒に包装するのに適しています。

他の選択肢の説明

ピロータイプ包装
柔らかい袋状の包装材で製品を包む方法です。お菓子などによく使われます。

ストレッチ包装
伸縮性のあるフィルムで製品を包む方法です。パレットに積まれた荷物などによく使用されます。

レトルト包装
高温・高圧で殺菌処理できる特殊な袋を使用する包装方法です。レトルト食品に使われます。

シュリンク包装
熱を加えると縮むフィルムで製品を包む方法です。本やDVDのパッケージなどによく使われます。

まとめ

この問題では、「両端面を解放した状態でその周囲を包装した」という記述がキーポイントです。これはまさにスリーブ包装の特徴を表しています。缶詰の側面だけを覆い、上下は開放されているイメージを思い浮かべると理解しやすいでしょう。

包装方法は製品の保護や見栄えだけでなく、コスト、環境への配慮、使いやすさなど、様々な要素を考慮して選択されます。日常生活で目にする様々な製品の包装にも注目してみると、それぞれの包装方法の特徴や目的が見えてくるかもしれません。

感想

こういう個々の包装方式に関しても出題されるのですねえ。

レトルトはシュリンクは知っていましたが、他のは正式名称知りませんでした。

いずれも日常生活で目にするものばかりでしたね。

ところで。

本日のOCRソフトさん。

「数個の缶詰」を「製品の信頼」と認識していました。

そ、そんなあ・・・。

全然違う問題になりますわぁ!!