問題

III – 7 部品AとBを加工し、それらの部品を組み合わせて製品を組み立てる職場において、製品工程分析を行った。

以下の工程図に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

① 部品AとBは組立前にそれぞれ2回貯蔵される。

② 部品AとBの運搬回数は同じである。

③ 部品AとBは加工後、数量検査が行われる。

④ 部品Aの組立までの運搬距離は、部品Bの組立までの運搬距離より短い。

⑤ 製品組立後、品質検査が行われる。

解答

正解は 5 になります。

問題の概要解説

この問題は、部品Aと部品Bを加工し、それらを組み立てて製品を完成させる工程に関する分析です。画像には、部品Aと部品Bの加工・運搬・検査・組立などの流れを示す工程図が描かれています。この工程図をもとに、各選択肢の記述が正しいかどうかを判断します。

工程図の読み方

  • 記号の意味:
    • 三角形(▽): 材料や部品の投入
    • 丸(○): 加工工程
    • 四角形(□): 数量検査
    • 菱形(◇): 品質検査
    • 矢印(→): 運搬経路
  • 距離の表記:
    • 部品Aは15m、15m、8mの運搬が必要。
    • 部品Bは10m、8mの運搬が必要。

各選択肢の詳細解説

① 部品AとBは組立前にそれぞれ2回加工される。

  • 解説:
    • 部品Aは工程図を見ると、1回大きい丸印(加工工程)を通っています。
    • 部品Bは2回大きい丸印を通っています。
    • よって、この記述は誤りです。

② 部品AとBの運搬回数は同じである。

  • 解説:
    • 部品Aは3回運搬されています(15m → 15m → 8m)。
    • 部品Bは2回運搬されています(10m → 8m)。
    • 運搬回数が異なるため、この記述は誤りです。

③ 部品AとBは加工後、数量検査が行われる。

  • 解説:
    • 工程図を見ると、部品Bは加工後に四角形(□)で示された「数量検査」を通っています。
    • 部品Aに数量検査はありません。
    • よって、この記述は誤りです。

④ 部品Aの組立までの運搬距離は、部品Bの組立までの運搬距離より短い。

  • 解説:
  • 部品Aの運搬距離: 15 + 15 + 8 = 38メートル。
  • 部品Bの運搬距離: 10 + 8 = 18メートル。
  • 部品Aの運搬距離(38m)は部品B(18m)より長いため、この記述は誤りです。

⑤ 製品組立後、品質検査が行われる。

  • 解説:
  • 工程図を見ると、組立工程(○)の後に四角形(◇)で示された「品質検査」があります。
  • よって、この記述は正しいです。

なぜ⑤が正解なのか?

この問題では「最も適切なもの」を選ぶ必要があります。選択肢⑤「製品組立後、品質検査が行われる」は工程図に基づいて明確に正しい記述であり、他の選択肢よりも適切であるため正解となります。


問題の要点まとめ

工程図とは?

    • 加工や運搬など、生産プロセスを視覚的に表現した図。
    • 記号や矢印で作業内容や流れを示す。

    感想

    うわ!工程図記号だ!!

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    平成25年度 経営工学部門 Ⅲ-2問題III-2JISZ8206工程図記号に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。①……

    この回に出ていましたが覚えていなかった・・・・。

    再度図を貼っておきます、自分のため・・・・。

    今後同じような問題が出ても大丈夫、なはず!!