問題

VEに関する次の記述の[ ]に入る番号の組合せとして、最も適切なものはどれか。

VEとは、最低の[A]で、必要な[B]を確実に達成するために、製品やサービスの[C]分析に注ぐ組織的な努力である。

A , B , C

① 負荷 , 顧客満足 , 価値

② 負荷 , 価値 , 機能

③ 総費用 , 機能 , 要求

④ 総費用 , 機能 , 機能

⑤ 投入資源 , 顧客満足 , 価値

解答

正解は 4 になります。

VE(バリューエンジニアリング)とは

VEは「Value Engineering」の略で、日本語では「価値工学」と呼ばれます。これは製品やサービスの価値を向上させるための手法です。

問題の解説

問題文の空欄を埋めると、正解は以下のようになります:

「VEとは、最低の[総費用]で、必要な[機能]を確実に達成するために、製品やサービスの[機能]分析に注ぐ組織的な努力である。」

では、それぞれの用語について詳しく見ていきましょう。

A. 総費用(ライフサイクルコスト)

ここでいう総費用は、製品やサービスの一生涯(ライフサイクル)にかかる全ての費用を指します。例えば:

  • 開発費用
  • 製造費用
  • 運用費用
  • 廃棄費用

など、製品やサービスに関わる全ての費用が含まれます。

B. 機能

機能とは、製品やサービスが果たすべき役割や働きのことです。例えば、携帯電話の機能には:

  • 通話する
  • メッセージを送る
  • インターネットを閲覧する

などがあります。

C. 機能分析

機能分析とは、製品やサービスの機能を詳しく調べ、理解することです。これにより:

  1. 不要な機能を見つける
  2. 重要な機能を強化する
  3. 新しい機能を追加する

などの改善点を見つけることができます。

VEの目的

VEの目的は、「最低の費用で最大の価値を生み出すこと」です。これを図で表すと以下のようになります:

価値 = 機能 ÷ 費用

つまり、同じ機能なら費用を下げる、同じ費用なら機能を上げる、というアプローチで価値を高めていきます。

まとめ

VEは、製品やサービスの機能を詳しく分析し、最小の費用で必要な機能を実現することを目指す手法です。これにより、企業は効率的に価値の高い製品やサービスを提供することができます。

「最小の労力で最大の学習効果を得る」といった日常生活での工夫も、VEの考え方に通じるものがあると言えるでしょう。

感想

VE、やってたから問題なく解けるだろうと思っていましたが。

見事に引っかかって③を選んじゃいました。

まだ本質がつかめていなかった。

もう忘れないぞ!!