問題
VEなどで用いられる発想法とその特徴を示す言葉に関する次の組合せのうち、最も不適切なものはどれか。
① カタログ法 - 連想刺激
② 特性列挙法- 集団の効果
③ チェックリスト法- 列挙した項目の確認
④ シネクティクス法- 類比
⑤ ゴードン法 - ブレインストーミング
解答
正解は 2 になります。
発想法とは
発想法は、新しいアイデアを生み出すための手法です。VE(価値工学)では、製品やサービスの価値を向上させるために、様々な発想法が用いられます。
各発想法の解説
① カタログ法 - 連想刺激
カタログ法は、様々な情報源(カタログ、雑誌、ウェブサイトなど)を見て、そこから新しいアイデアを連想する方法です。
特徴: 連想刺激
- 多様な情報源から刺激を受け、アイデアを広げる
② 特性列挙法 - 集団の効果
特性列挙法は、対象の特性を列挙し、それぞれの特性について改善案を考える方法です。
特徴: 集団の効果
- この組み合わせは不適切です。特性列挙法は通常、個人で行うものであり、集団の効果とは直接関連しません。
③ チェックリスト法 - 列挙した項目の確認
チェックリスト法は、あらかじめ用意された質問や項目のリストを使って、アイデアを点検したり発展させたりする方法です。
特徴: 列挙した項目の確認
- 漏れがないように、系統的にアイデアを検討できる
④ シネクティクス法 - 類比
シネクティクス法は、異なる分野や対象から類似点を見つけ出し、新しいアイデアを生み出す方法です。
特徴: 類比(アナロジー)
- 一見関係のないものを結びつけて、斬新なアイデアを生み出す
⑤ ゴードン法 - ブレインストーミング
ゴードン法は、問題の本質を隠したまま自由な発想を促す方法です。
特徴: ブレインストーミング
- 自由な発想を促し、多くのアイデアを出し合う
正解の解説
正解は②特性列挙法-集団の効果 です。
特性列挙法は通常、個人で行う方法であり、「集団の効果」とは直接関連しません。特性列挙法の特徴としては、「対象の特性を系統的に分析」や「各特性に対する改善案の検討」などが適切です。
まとめ
発想法には様々な種類があり、それぞれ特徴的な手法を用いてアイデアを生み出します。これらの手法を適切に使い分けることで、より効果的に新しいアイデアを創出することができます。
日常生活や通常業務においても、レポートや課題で新しいアイデアが必要な時に、これらの発想法を活用してみるのも良いでしょう。例えば、カタログ法を使って様々な情報源からヒントを得たり、チェックリスト法で自分のアイデアを点検したりすることができます。
感想
昨日に引き続きVEの問題。
これはわからなかった・・・。
チェックリストやブレストはしょっちゅう使いますが、学問的にカテゴライズするとこのようになるのですね。
また勉強になりました。